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2011年8月12日 (金)

昆布の歴史2/6

今日は長文です。最後までお読み頂ければ幸いです。

「昆布の歴史2/6」

 『続日本記』(797年)の記述に蝦夷の須賀君古比留(すがのきみこまひる)らがやってき

て、昆布を献上した、とあります。これが、古文章にでてくるコンブに関する最古の記述で

すが、「祖先以来貢献昆布」と書いてありますから、少なくともそれ以前の古くから食べられて

いたものに違いありません。

 それはともかく、「昆布」という言葉は既にこのこらから使われていて、日本語としても古い

わけですが、どうも語感からいいますと、アイヌ語だったのではないかと思われます。例えば

「カズノコ」ですが、アイヌ語でニシンのことを「カド」というそうです。「カドの子」が変化して「数

の子」になった、というせつ説があるそうです。

 余談ですが、北海道の各地に地名は、アイヌ語が多く、現在の漢字の地名は当て字だそ

うです。根室(ネモロ)、納沙布(ノシャップ)、広尾(ビロー)、落石(オチイシ)、様似(サマニ)、

厚岸(アッケシ)、釧路(クシロ)、長万部(オシャマンベ)、・・・などです。

そういえば「昆布」もなんとなく本来の日本語としては、不思議な言葉だと思います。

 昆布はこのように日本人にとって古くからなじみの深い食品として愛用されたものです。

何よりも食物繊維、ミネラルなどが豊富にあって健康によいということもさることながら、味そ

のものが非常に日本人好みであった、ということがその要因と思われます。最近、アメリカと

かフランスなどで日本食ブームだそうですが、「旨み」という食文化が世界に認められつつあ

ります。これも余談ですが、「味の素」は最初ー今はわかりませんがー昆布から抽出したグ

ルタミン酸から作ったそうです。

(つづく)

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